インボイス制度導入から3度目の確定申告を終えて~税理士向けアンケート経過報告

「インボイスは必要ない」が9割。現場が感じた問題点を明るみに

インボイス制度の廃止を求める税理士の会では、制度実施から3度目の消費税確定申告を経たことを機に、税理士を対象としたアンケートを実施しています。

現場の税理士が感じた問題点、業務負担の変化、納税者への影響を明るみにしたいと考えています。 

経過報告として、2026年4月1日~5月7日で実施したアンケートの回答を公開いたします。ここでは実に8割の方が「業務に影響があった」、9割の方が「インボイス制度は必要とは思わない」と回答しています。

インボイス廃止法案提出を要望へ

2026(令和8)年218日に衆議院で、3月31日には参議院で、それぞれ「所得税法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議」が可決されました。

それは、制度導入に係る経過措置のひとつであるいわゆる8割控除について、免税事業者等が取引から排除されないよう配慮する観点から、免税事業者等の取引の実情を踏まえつつ不断の見直しを行い、また必要に応じて適切な対応を行うことを趣旨としています。 

この付帯決議は、自民党圧倒的多数の中で可決されたものであり、決議実現は当国会で当然行われるものと理解されますが、その後インボイス制度が議論の俎上に上がることがありません。このままでは2025(令和7)年の税制関連法案での「納税者権利憲章を制定する」という付帯決議と同様、棚上げにされたまま消えてしまうことが危惧されます。

 

一方でアンケート結果にもある通り、中小零細事業者は限界に達しています。相談を受ける税理士にも術がなく、今年10月からは加速度的に廃業・倒産が増えるのをただ見守るだけという状態を迫られています。

 

当会ではこのアンケートを国会議員に示し、インボイス廃止法案の提出を要望する予定です。

アンケート経過報告

下記PDFをご覧ください。

ダウンロード
2605_enquete.pdf
PDFファイル 2.2 MB

アンケート回答を募集中

本アンケートは現在も回答を募集中です。ご協力をよろしくお願いいたします。

あわせて現在、「私たちのインボイス制度廃止を求める理由」(アピール)への税理士の先生方からのご賛同を募集しております。こちらにもぜひご協力をお願いいたします。

アンケート概要

本アンケートは、インボイス制度の廃止を求める税理士の会が、税理士を対象に実施したものです。制度実施から3度目の消費税確定申告を経て、現場の税理士が実際に感じた問題点・業務負担の変化・納税者への影響を把握することを目的としました。

■質問1
インボイス制度の導入に寄って業務内容に変化があったか
■質問2
納税者からインボイス制度に関する相談があったか
■質問3
インボイス制度は必要と思うか
■質問4
今後予定される特例措置の廃止などに関してのご意見

■対象
税理士(会員・賛同者)

■集計期間
2026年4月1日~5月7日※

■有効回答数
100件※

※途中経過として